マスカレード・ホテル

東野圭吾のマスカレード・ホテルを読んだ。

ライブイベントを観に行って、お目当が終わったのでよくいくカフェに行くことにした(行きつけは2つありその内片方はジャズのライブがあるそうで入ることは出来なかった)

三層のアイスコーヒーとケーキが安くて美味しいお店なので、せっかくだから長居してやろうなんて、近くの本屋に寄って小説を買うことにしたのだ。

文庫本コーナーの二階に上がる前に一階の新刊コーナーをくるっと回って一瞥する。(日本国記という本、SNSで話題になっていたな。ここでは1冊しか置いてないのかなどと考える)

特に心惹かれるものもなかった。そもそも小説なんてどれを選べばいいのかわからないな、なんてぼんやり考え出していた。それほど、本に疎いのだ。昔読んだことがある作家の別の本を買うのが困った時の常套手段だが、いつもそうやって三分の一ほど読んで積まれたあれやこれやを思い出して、馬鹿げてるなぁともらす(心の中で)(面白い本の探し方皆さんはどうしてますか?)

階段を上がりきったら話題作だと伺える平積みを眺めた。そしたら「マスカレード・ホテル」が目に留まった。次の1月に映画化が決まっている、東野圭吾の作品だ。普段では絶対に東野圭吾なんて選びはしない。(くだらない事に、メジャーなものを避けてしまうサブカル気質が染みついているから。音楽においてのそれは完全に誤りだと認めているのに、どうして他には適応されないのだろう)

それでも今日は違った。たまたま昨日、この作品の話をしたのだ。その時は特段興味を持ったわけじゃなかった。それどころか、今の今まで忘れていたくらいだった。(いつも通り「読んでみる。」なんて返事をしたのだけれど。中身のない会話ばかりしているから信用をなくしてしまう)

最近の私はというと眠ることも難しいくらい1つのことを考えている。とにかく毎日、暗い気持ちで一杯だったので、こういう偶然(偶然と言えるかも怪しいほど些細だけれども)には可能な限りポジティブに考えようという気になった。もはやこれは運命だ!なんて。(それでもレジに持っていく時、「760円+税」という単語に一瞬躊躇してしまった自分を、少し嫌いになる)

推理小説というもの、実はほとんど触れたことがなかったけれど、みんなが好きな理由がわかる。それも、特に東野圭吾が愛されている理由も。

カフェで美味しく、見た目も可愛いコーヒーを飲みながら、スイスイと読み進めてしまった。

コーヒーの写真を撮るとき(特にどこかにあげはしないのだけれど、食べ物の綺麗な写真をいつも撮ってしまう。)わざわざタイトルが写るようにした。気づいて貰えるように。

家に帰っても続きが気になって読んだ。でも、早く読んで、教えてくれた人に感想を言いたいなんて邪な気持ちの方が大きかったのかもしれない。とにかく、懸命に読んだ。(部活の打ち上げがあったのだけれど、そんなことよりも大切なことのような気がして。)

本の内容の話がして欲しかったなら申し訳ない。推理小説の面白さなんてネタバレなしでは話せないと思うのだ。なのでずらずらと打ったけれど、面白かったよなんて感想しかここでは言えない。読んで良かったと思う。

山岸尚美の、譲れないものがある強い意志。(お堅いともとれる)

とてもまっすぐに物事を考える人で、なんて魅力的なんだろう。こうなりたいと切に思う。

テルマンになるきっかけは、息を飲んだ。

映画が上映されたら行きたいな。最近は邦画はあんまりなのだけれど。教えてくれた人を誘ったら一緒に行ってくれるだろうか。

感想は直接伝えたいななんてぼんやり考えている。