通りで

深夜、コンビニエンスストアから帰り道。横断歩道に差し掛かったところでひとりの女の子に目が溜まった。彼女は小さな身体を器用に使い白線の上だけを歩いていた。子供の頃にやった覚えのある、所謂、願掛けというものかもしれない。彼女は一体何を願ったのだろうか。気になる男の子との恋の行方か、今夜の夕飯の献立か、はたまた世界平和の類だろうか。

そんなことを考えていたら縁石に足を取られつまづいた。無精にも横断歩道の脇をショートカットした報いだ。

これから横断歩道に差し掛かったら私も白線を歩こうと思う。これから先もう2度と、つまづくことのないようにと願いながら。