欺瞞

言われた何気ない一言が永遠に残ってるように思う。

 

この人に今、感情を持たれてるなと感じても、何カ月前に言われた一言を撤回して貰えない限りどうにもならないのだ。何気ない言葉でもう忘れてるかもしれないし、撤回して貰っても受け入れられない気もする。

 

人の気持ちを真っ直ぐに聞くことは怖いし、答える事も怖い。

 

でも、若干探られてると感じてしまうと「それ」は途轍もなく厚くて高い壁のようになって、私たちの間に在る。

 

元来自身の本音というものを全く気取られたくないために、何倍もの嘘や演技で自分を隠してきた。

そのせいで、本当の自分というものが自分にもわからない。

他人から「何を考えているのかわからない」と思われてることが異常に感じ取れるのだ。そしてそれに深く共感する。

 

恐れながら接してくる人を恐れてしまう。

底を知られてしまうことが怖いし、底を知ってしまうのもまた然り。

 

あの時の一言がなければ、きっとなんのわだかまりもなかったかもしれない。

たった1つの失敗(どちらの失敗なのかは永遠にわからない)で余計に自分の嫌なところが浮き彫りになってしまう。

 

本心には本心で答えたい。

そこに裏がないことをはっきりと確信してから。

そうすれば意地悪く生きることもないと思うのだけれど。