果なし

窓ガラスも表情を曇らすほどの寒さが

空白な朝を縁取って

隣に眠る君を慌てて探してみる


悪夢ばかり見るのは普段の行いのせいなのでしょうか

そうだと頷くあの人は今夜悪夢を見るのでしょうか


マザーボードに書きなぐった激情が

凡庸な台詞を歪ませて

英雄か何かと勘違いしたのです


たことない 興味もない 誰かが

思想を 趣向を 概念を 論説を

僕の眼球に貼り付けたせいで

この部屋は真っ暗だ

大好きな映画も見れやしない


1つしか正解がない問題文を

永遠と睨め付ける仕事

脳を溶かすのは簡単だ


いったいいつまで

一人ぼっちでいればいいのか

誰に話しても 誰と話しても

こんなに広い暗闇の中で

なんでか胸は小さく締め付けられる


いったいいつまで

退屈してればいいのか

眠っていても 眠れなくても

素知らぬ様で進む自由の中で

結局 何にも満たされない


朝起きれば窓ガラスは

今日の予定みたく曇ってる


いったいいつまで